渋谷には2つの顔があるのをご存じですか。
1つはもちろん、渋谷駅ハチ公前交差点に代表されるブランニューデイな商業地としての顔です。アパレル、カフェ、音楽、そうした日本のトップカルチャーシーンは、この渋谷から隣接する原宿・表参道エリアで、ほぼすべてが生まれているといっても過言ではないでしょう。昼間は都内中の学生やティーンエイジャーたちが消費を楽しみ、夜は大勢の大人たちがいくつもある繁華街で一日の疲れを陽気に発散します。
そんな渋谷ですが、もう1つの顔はまったく違います。それは閑静な住宅街としての顔です。都心にお住まいの方はご存知かもしれませんが、松涛、神泉町、円山町等は都内最高級の名だたる邸宅街のひとつです。代官山駅にかけての丘陵地帯、桜丘町、南平台町、猿楽町、鶯谷町、鉢山町、代官山町も都内の喧騒を離れた街並みといえるでしょう。これらの街は著名人や芸能人が数多く暮らし、大使館も林立します。大使館のある街は閑静な住宅街の証しと言われますが、まさにそうだと言えるでしょう。
もちろん大きな坪面積の宅地となると数億円の目のくらむような取引価格となりますが、じつはこれらの街は高度計画利用が早くから進み、現在は1LDKや2LDKなどの大きさで私たちにも手が届くマンションがいくつも建っています。つまり、多くの人々が、自宅の最寄り駅を「渋谷駅」にして生活しているんですね。
オフに渋谷、代官山、表参道のカルチャーシーンを堪能しながら、ウィークデイは渋谷の利便性のなかで暮らす。そんな都会の理想的な暮らしを叶えるのが、渋谷のもう1つの顔だといえるでしょう。